家族の休日の過ごし方|お金をかけずに満足度を上げる

広げられたチェック柄のピクニックシート

休日のたびにどこかへ出かけていると、レジャー費はあっという間にふくらみます。この記事では、お金をかけない家族の休日の作り方と、それでも満足度を下げないための考え方、レジャー費の予算の決め方までをまとめました。中学3年の息子と小学3年の娘がいるわが家の実際の使い方も一緒に書いています。

さき

「今週どこ行く?」に毎回悩んでいた頃の話から始めます。

目次

毎週お出かけしなくていい

休日は家族でどこかへ連れて行ってあげたい。そう思って毎週予定を入れていた時期がありました。片道1時間の施設、入場料、外食、帰りのサービスエリア。1日で1万円近く飛ぶ日が月に何度もあって、家計簿を見返したときに手が止まりました。

そのとき気づいたのは、子どもたちが「楽しかった」と言っていた日が、必ずしもお金をかけた日ではなかったことです。娘がいちばん機嫌よく話していたのは、近所の川原で石を積んでいた午後でした。息子は、部活から帰ってきてだらだらゲームをしていた日を「いい休みだった」と言います。

子どもにとっての満足度は、行き先の豪華さより「親が一緒にいて、機嫌がいい」ことに左右されます。毎週お出かけしなくても、家族の休日は成立します。むしろ予定を詰めすぎた休日のほうが、帰り道で全員疲れて口数が減っていました。

お金をかける休日は月1〜2回に絞り、残りは「近場か家」と最初から決めておくと、迷う時間ごと減ります。

近所の公園にある使い込まれた木のベンチ

お金がかからない家族の過ごし方

お金をかけない日をどう埋めるか。ここを具体的に決めていないと、結局「暇だからイオンに行こう」となって、フードコートと雑貨で3,000円使うことになります。わが家が定番にしているのは、近所の公園と図書館、それから家で何かを一緒に作る時間です。

近所の公園と図書館

公園は「遊具で遊ぶ場所」と思っていると小学校高学年で卒業してしまいますが、目的を変えると長く使えます。わが家はおにぎりと水筒を持って行って、ベンチで食べて帰るだけの日があります。かかるのは食材費だけで、外食1回分より確実に安く済みます。娘はシートを広げるだけで遠足気分になりますし、息子も食べ物があると一応ついてきます。

図書館は、無料で長時間過ごせる数少ない場所です。うちの市の図書館は一人10冊まで2週間借りられて、家族4人で行くとかなりの量になります。雑誌の最新号や、子ども向けの工作・実験の本を借りてくると、翌週の「家で過ごす日」のネタにもなります。自治体によって貸出冊数や開館日は違うので、はじめて使うときだけ確認しておくといいですよ。

市の広報紙やホームページに載っている無料イベントも、意外と穴場です。児童館の工作会、公民館の映画上映、消防署や浄水場の見学会など、参加費ゼロか数百円のものが毎月あります。予約が要るものが多いので、月初に広報紙をざっと見るのが習慣になりました。

家で一緒に作る

家で過ごす日を「何もしない日」にすると、子どもは退屈してスマホに吸い込まれ、親はなんとなく罪悪感が残ります。そこで、作るものを1つ決めておきます。ホットケーキでも、餃子でも、カレーでも構いません。材料費だけで半日もつのが、この過ごし方のいいところです。

わが家でよくやるのは餃子です。皮を2袋(約200円)、ひき肉、キャベツ、ニラで、材料費は800円ほど。包む係を子どもたちに任せると、形の出来を競い始めて30分は静かになります。焼いて食べればそのまま夕食になるので、その日の食費としても回収できます。中学生の息子は、最近は自分で味付けを主張してくるようになりました。

料理を休日の遊びにすると、食費の管理そのものが楽になります。基本の考え方は節約レシピの基本にまとめているので、献立から見直したい方はあわせて読んでみてください。

ほかにも、トランプやボードゲーム、家の中の模様替え、洗車、ベランダの植え替えなど、体を動かす作業は子どもが乗ってきやすいです。完成形がある作業ほど盛り上がります。

子どもの年齢で変わること

「お金をかけない休日」がうまくいくかどうかは、子どもの年齢でかなり変わります。同じやり方を上の子と下の子に当てはめようとして、失敗したことが何度もあります。

時期満足しやすいこと親が気をつけたいこと
未就学〜低学年公園・水遊び・工作など、体験そのものお金より親の付き添い時間が必要。移動は近場ほど機嫌が続く
中学年〜高学年友達と遊ぶ・自分で選ぶ・少額のお小遣いを使う家族の予定を押しつけない。行き先を子どもに決めさせると乗る
中学生以降部活・友人関係が優先。家では放っておかれる時間家族行事の回数を減らす。誘って断られても引きずらない

中3の息子は、いま家族で出かける休日がほとんどありません。部活と、たまの友達との外出で予定が埋まります。寂しくないと言えば嘘になりますが、そのぶんレジャー費は下がりました。代わりに、夕食を全員そろって食べる日を大事にしています。

小3の娘はまだ「一緒に行く」が成立する年齢です。この時期にしかできない過ごし方があるので、下の子に合わせた近場の予定を優先し、上の子は自由参加にしています。全員そろわないと家族の休日じゃない、と考えるのをやめてから、休日の予定を組むのがずいぶん楽になりました。

レジャー費用に分けた手書きラベルの封筒

レジャー費は予算を決めておく

お金を使わない日を作るのは、使う日を気持ちよく楽しむためです。そのために、わが家はレジャー費の月予算を決めています。月8,000円、使い切らなかった分は翌月に繰り越しというルールです。

繰り越しありにしているのが、続けやすさのポイントでした。夏休みや年末に大きく使いたい月があるので、春や秋に近場で済ませた分をためておきます。3か月ためれば2万円台になり、日帰りの旅行や水族館くらいは予算内でおさまります。「今月は使わない」と決めた月に、目的ができるわけです。

管理は封筒でも家計簿アプリでも構いません。わが家は家計簿アプリにレジャー費の費目を作って、外食も入場料も高速代もそこに入れています。細かく分けるほど続かないので、「その日の遊びに使ったお金は全部レジャー費」とざっくりまとめました。

予算を決めるときの目安

手取りの3〜5%くらいから始めて、3か月使ってみて調整するのが現実的な進め方です。最初から低く設定しすぎると、守れなかったときに家計簿ごと嫌になります。

子どもが小学生になったら、レジャー費の一部を子ども自身に持たせるのもおすすめです。「今日はこの500円の中で買っていいよ」と渡すと、自分で優先順位をつけ始めます。お金の練習の進め方は子どものお金の教室で詳しく書いています。

親も休める時間を確保する

家族の休日の話をすると、子どもをどう楽しませるかばかりになりがちですが、親が休めていない休日は長続きしません。朝から晩まで子どもに付き合って、洗濯と食事の支度をして、日曜の夜にぐったりしている。私はこれを何年も続けて、休日そのものが憂うつになった時期がありました。

いま意識しているのは、休日のうち2時間だけ自分の時間を確保することです。夫に子どもを任せて図書館で本を読む、朝早く起きてコーヒーを飲む、そのくらいで十分です。予定に組み込んでおかないと、家事で埋まってしまいます。

家族の休日の予定を立てるときに、「親が休む枠」も先に書き込んでおく

一人の時間の作り方はママの一人時間のつくり方にまとめました。ここが確保できると、子どもに向ける機嫌が変わります。結局それが、家族の休日の満足度をいちばん左右していました。

まとめ|使う日と使わない日を決めておく

家族の休日でお金をかけずに満足度を上げるコツは、我慢することではなく、使う日と使わない日をあらかじめ分けておくことです。月に1〜2回は予算内で思い切り使い、それ以外は近所の公園と図書館、家で何かを作る時間で埋める。この形にしてから、わが家のレジャー費は月8,000円の予算内でおさまるようになりました。

子どもの年齢によって成立する過ごし方は変わります。上の子が家族の予定に乗らなくなっても、それは順調に育っている証拠なので、家族行事の回数のほうを調整してみてくださいね。そして、親の休む時間を先に確保すること。ここを削ると、どんな過ごし方をしても休日が消耗になります。

さき

石を積んでいた娘の午後が、いまだにわが家のいちばん安上がりで満足度の高い休日です。

休日にお金をかけないと、子どもがかわいそうではありませんか?

子どもが覚えているのは、行き先の値段ではなく親と過ごした時間の中身のほうです。ただ、まったく特別な日がないと不満はたまるので、月1〜2回は予算を決めて出かける日を作るとバランスが取れます。

レジャー費の予算はいくらが適切ですか?

世帯の状況で変わりますが、手取りの3〜5%あたりから始めて3か月試すのが取り組みやすい進め方です。使い切れなかった分を翌月に繰り越せるルールにすると、大きく使いたい月に備えられます。

子どもが「どこにも行かないの?」と言うときは?

行き先を子どもに決めさせると納得しやすくなります。図書館や無料イベントの候補をいくつか見せて、その中から選んでもらう形にすると、出かけた感が出て不満が出にくいです。

自治体の図書館の貸出条件や無料イベントの内容は変わることがあるので、お住まいの市区町村の広報紙や公式サイトで最新の情報をご確認ください(2026年8月現在の運用をもとに書いています)。

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