節約弁当の作り方|朝10分で詰められる仕組み

ごはんとおかずを詰めた手作りの節約お弁当

お弁当を作ると節約になるのは分かっていても、朝のあの時間にもう一品増やすのは本当にしんどいですよね。この記事では、わが家が実際にいくら浮いたかという数字と、朝10分で詰め終わるための「前夜の段取り」「冷凍おかずの回し方」をまとめます。毎日作らなくても効果は出るので、週3回から試せる形にしました。

さき

完璧なお弁当を目指すのをやめた日から、やっと続くようになりました。

目次

弁当にすると月いくら変わる?

まず気になるのはここだと思います。夫は以前、会社近くのコンビニでお弁当とお茶、たまにデザートを買っていて、レシートはだいたい700〜800円でした。外でランチにすると1,000円前後です。一方、わが家がお弁当箱に詰めているものを材料費で計算すると、ごはん・主菜・副菜二品で1食あたり200〜250円くらいに収まります。お米も含めた金額です。

差額をざっくり450円として、週5日・月20日で約9,000円。年間なら10万円を超えます。中学3年生の息子の塾がある日にもおにぎり弁当を持たせるようになったので、わが家の実感としては食費全体で月1万円前後が動きました。ただしこれは毎日フル稼働させた場合の上限値です。

週3回のペースでも、月5,000円前後は浮きます。ゼロか100かで考えないほうが続きます。

注意したいのは、お弁当のためだけに買い足すと効果が薄れることです。冷凍食品の詰め合わせや彩り用の食材を毎週買うと、1食あたりの単価はあっという間に350円、400円と上がっていきます。節約弁当のコツは、実は作り方より「夕食の材料の範囲でまかなう」という買い方のほうにあります。

小分けカップに入れて冷凍した手作りのお弁当おかず

朝10分で終わる段取り

朝10分というのは、火を使う調理を1品までに絞るという意味です。おかずを3品も朝から作ろうとすると、どうやっても30分かかります。わが家の朝は、主菜だけフライパンで焼いて、残りは前夜の作り置きと冷凍おかずを入れるだけ。これで7〜8分、ごはんを詰める時間を入れて10分ちょっとです。

前夜にやっておくこと

前の晩にかける時間は5分で十分です。夕食を作るついでに手を動かすので、実質的な追加作業はほとんどありません。

STEP
夕食のおかずを一人分よけておく

炒め物でも煮物でも、盛り付ける前に小さな容器へ取り分けます。作ってからよけるのがポイントで、食卓に出してしまうと大抵なくなります。

STEP
主菜用の肉に下味をつける

豚こまや鶏むね肉に、しょうゆ・みりん・すりおろし生姜をもみ込んで冷蔵庫へ。朝は焼くだけになります。

STEP
弁当箱と保冷グッズを出しておく

蓋と本体、箸、保冷剤の場所を朝に探さないだけで、体感の負担がかなり減ります。

この3つを済ませておくと、朝は冷蔵庫を開けた瞬間に何を詰めるかが決まっています。迷う時間がなくなるのが、いちばん大きい効果です。

冷凍おかずの使い方

冷凍おかずは、市販品ではなく手作りのものを小分けにしておきます。わが家の定番は、きんぴらごぼう、ひじきの煮物、鶏そぼろ、ほうれん草のおひたし(水気をしっかり絞る)の4種類。シリコンカップや小さなアルミカップに1回分ずつ入れて、まとめて冷凍しておきます。

凍ったまま弁当箱に入れれば、昼までに自然解凍されて保冷剤の代わりにもなります。ただし水分の多いものは解凍したときに水が出るので、おひたしや和え物はぎゅっと絞ってから詰めてください。じゃがいもやこんにゃく、生野菜は冷凍に向きません。

手作りの冷凍おかずは2〜3週間を目安に使い切ります。日付を書いたマスキングテープを貼っておくと迷いません。

作るタイミングは、日曜の夕食のついでが一番ラクです。夕食用に多めに作って、余った分をカップに詰めるだけ。「作り置きのための調理時間」を別に確保しようとすると、それ自体が負担になってやめてしまいます。

詰めるだけのおかずを常備する

それでも冷凍庫が空になる週はあります。そういうときのために、調理なしで詰められるものを常備しておくと気持ちが軽くなります。

わが家で切らさないようにしているのは、ちくわ、味付け卵(前夜にゆで卵をめんつゆに漬けるだけ)、ミニトマト、冷凍枝豆、それに塩昆布です。ちくわはそのまま切って入れてもいいし、きゅうりを差し込めば一品になります。塩昆布はごはんに散らすだけで味が変わるので、おかずが足りない日の救世主です。

もう一つ効くのが、ごはんの量を先に決めることです。お弁当箱の半分をごはんが占めていれば、おかずは主菜1品と副菜2品で足ります。ここの配分が曖昧だと「おかずが足りない気がする」と焦って冷凍食品を買い足すことになります。ごはんそのものの節約は、節約ごはんの炊き方・まとめ買いの記事で詳しくまとめているので、あわせて読んでみてくださいね。

マンネリを防ぐ味の変え方

お弁当が続かなくなる理由の半分は、飽きです。ただ、レシピを増やす必要はありません。同じ食材でも味付けを変えれば別のおかずになります。わが家は豚こまと鶏むね肉をローテーションさせながら、下味だけを入れ替えています。

| 味の系統 | 調味料の組み合わせ | 合う食材 |
| — | — | — |
| しょうが焼き風 | しょうゆ・みりん・生姜 | 豚こま・鶏もも |
| 甘辛だれ | しょうゆ・砂糖・酒 | 鶏むね・厚揚げ |
| 塩レモン | 塩・こしょう・レモン汁・油 | 鶏むね・豚こま |
| カレー粉 | カレー粉・塩・少量のケチャップ | ひき肉・じゃがいも |
| 味噌マヨ | 味噌・マヨネーズ・みりん | 鮭・鶏もも |

この5パターンを回すだけで、2週間はかぶった印象になりません。しかもどれも家にある調味料です。専用の調味料を買い足すと、結局使い切れずに冷蔵庫の奥で固まってしまうので、新しい調味料は増やさないと決めておくほうがうまくいきます。

彩りも同じで、赤(ミニトマト・にんじん)と緑(ブロッコリー・ほうれん草・枝豆)のどちらかが入っていれば十分見栄えします。キャラ弁のような手間は要りません。

保冷剤と一緒にお弁当を入れた夏用の保冷バッグ

夏場に気をつけること

ここだけは節約より優先してください。細菌は20〜50℃くらいの温度帯で増えやすく、夏のかばんの中はまさにその環境になります。傷んだお弁当を食べてしまえば、節約どころの話ではなくなります。

夏のお弁当で守りたいこと

おかずもごはんも完全に冷ましてから蓋を閉める(温かいまま閉じると内部が結露します)

煮物や和え物の汁気はしっかり切る

生野菜・半熟卵・マヨネーズ和えは入れない

保冷剤と保冷バッグを必ずセットで使う

前日のおかずも朝に一度しっかり加熱してから詰める

ごはんに梅干しを一粒のせる、炊くときに少量の酢を加えるといった昔ながらの方法も、傷みにくくするうえで理にかなっています。ミニトマトはヘタの部分に菌が残りやすいので、ヘタを取って洗ってから入れてください。

少しでも酸っぱいにおいや糸を引く様子があれば、もったいなくても食べずに処分してください。

続かないときは週3回でいい

お弁当が続かないのは、意志が弱いからではありません。毎日という設定に無理があるだけです。わが家も、夫の予定と私の朝の余裕を見て、月・火・木の週3回に落ち着きました。水曜と金曜は外食してもらっています。

週3回でも、コンビニ弁当との差額450円で計算すれば月に約5,400円です。年間で6万円を超えます。これを「毎日やらなきゃ意味がない」と思って全部やめてしまうのが、いちばんもったいない選択です。

それでもきつい朝は、前夜のカレーやチャーハンをそのまま詰めた一品弁当で構いません。おにぎり2個と冷凍枝豆だけの日もあります。息子の塾弁当は、実際そのパターンが多いです。ここまでやらなくてもいい、という線を自分で引いておくと、翌週また作れます。

そもそも料理に時間をかけたくないという方は、節約レシピの基本の考え方のほうから読んでみてください。お弁当に限らず、食費を下げる土台のつくり方をまとめています。

まとめ|毎日でなくても効果は出る

節約弁当で大事なのは、レシピの数でも彩りでもなく、朝に判断しなくていい状態を前の晩に作っておくことでした。夕食から一人分よけておく、冷凍おかずをカップに小分けしておく、詰めるだけの食材を切らさない。この3つだけで、朝の作業は10分に収まります。

週3回のペースでも年間6万円前後は変わります。無理なく回せる回数を先に決めて、その日だけきちんとやる。それが結局いちばん長続きします。夏場の傷み対策だけは手を抜かずに、あとは気楽に始めてみてくださいね。

さき

詰めるものが決まっていると、朝の台所で立ち止まる時間がなくなります。それが何よりありがたいです。

お弁当を毎日作ると、実際いくら節約できますか?

外で買うランチが1食700〜800円、手作り弁当の材料費が200〜250円なので、差額は1食あたり450円前後です。週5日・月20日なら約9,000円、年間では10万円を超えます。ただし冷凍食品や彩り用の食材を毎週買い足すと1食350〜400円になり、効果は半分ほどに減ります。

冷凍おかずはどのくらい日持ちしますか?

手作りのおかずは2〜3週間を目安に使い切ってください。小分けカップに入れて、作った日付を書いておくと管理しやすくなります。じゃがいも・こんにゃく・生野菜は冷凍すると食感が変わるので向きません。

前日の夕食の残りをそのまま詰めても大丈夫ですか?

朝に一度しっかり加熱し直し、完全に冷ましてから詰めれば問題ありません。冷蔵庫から出してそのまま詰めるのは避けてください。夏場は特に、汁気を切ることと保冷剤の併用を忘れずに。

お弁当箱の容量や保冷グッズの仕様はメーカーによって差があります。詳しい取り扱いは商品の公式情報でご確認ください。

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