一週間分のまとめ買いのコツ|4人家族の買い物リストと週後半の乗り切り方【今週の節約献立・第2回】

1週間分のまとめ買いで購入した食材一式

献立を先に決めても、買い物の仕方があいまいだとレジで金額が跳ね上がります。この記事では、中学生と小学生の子どもがいる4人家族のわが家が、週1回のまとめ買いで実際に買っているものと金額、買い物に行く前の下準備、そして週の後半に食材が足りなくなったときの立て直し方までをまとめました。第1回で作った献立を、そのまま買い物カゴに変換する回だと思ってください。

さき

レジ前で「あれ、こんなに買ったっけ」となる日を減らしたいんです。

目次

まとめ買いが食費に効く理由

まとめ買いが食費を下げるのは、安いものを大量に買えるからではありません。買い物に行く回数そのものが減るからです。スーパーに1回入れば、目当ての食材以外にも必ず何かがカゴに入ります。菓子パン、子どものリクエストのアイス、レジ前のガム。ひとつ200〜300円でも、週に4回行けば月に4,000円前後の差になります。

わが家は以前、ほぼ毎日スーパーに寄っていました。その頃は月の食費が7万円を超える月もあり、何に使ったのかレシートを見ても分からない状態でした。週1回のまとめ買い+平日1回の買い足しに切り替えてからは、食費が月6万円前後で落ち着いています。米・調味料・たまの外食を含めた4人分の金額です。劇的に減ったわけではありませんが、金額の振れ幅が小さくなったことのほうが大きい変化でした。

もうひとつの効果は、献立を考える回数が減ることです。第1回で書いたとおり、主菜を5つ決めてから買い物に行くと、「今日何にしよう」と店内で悩む時間がなくなります。悩んでいる時間はそのまま、余計なものを見ている時間です。

まとめ買いの本質は「安く買う」ではなく「買う機会を減らす」ことです。

買い物に行く前にやること

準備といっても10分ほどで終わります。やることは在庫の確認とリスト作りの2つだけです。この順番を逆にすると、家にあるものをもう一度買ってしまいます。

冷蔵庫の在庫を写真で撮る

いちばん効いたのは、出かける直前にスマホで冷蔵庫の中を撮っておくことです。メモを取る必要はなく、扉を開けて上段・下段・野菜室・冷凍庫の4枚を撮るだけ。所要時間は1分もかかりません。

店で「豆腐、まだあったかな」と迷ったとき、写真を開けば一目で分かります。うろ覚えのまま買って帰り、冷蔵庫に同じものが2丁並んでいるのを見るのが、わが家でいちばん多かった失敗でした。特に卵・豆腐・きのこ・チューブ調味料は重複しやすいので、この4枚が効きます。

写真は買い物が終わったら消してかまいません。記録として残そうとすると続かないので、その場限りのメモとして使ってみてくださいね。

献立から買い物リストを作る

次に、決めた主菜5つを紙に書き出し、それぞれに必要な食材をぶら下げていきます。ここでのコツは、料理ごとに縦に書くのではなく、売り場の並び順に書き換えることです。肉・魚 → 野菜 → 豆腐や練り物 → 卵と乳製品 → 冷凍 → 乾物と調味料、という順にまとめておくと、店内を一周するだけで買い終わります。行ったり来たりしないぶん、余計な棚の前を通りません。

手順にすると、こんな流れです。

STEP
主菜を5つ書き出す

第1回で決めた主菜を紙の左側に並べます。副菜はここでは決めません。

STEP
必要な食材をぶら下げる

主菜ごとに要るものを書き出します。分量はざっくりで大丈夫です。

STEP
在庫写真と照合して消す

家にあるものに線を引いて消します。ここで2〜3品は減ります。

STEP
売り場の順に並べ替える

残った食材を、肉・野菜・豆腐・卵・冷凍・乾物の順に書き直します。

紙に書くのが面倒なら、スマホのメモアプリでも同じことができます。ただ、わが家は紙のほうが続きました。カートを押しながら片手で線を消せるからです。

売り場順に書き出した手書きの買い物リスト

4人家族の1週間の買い物リスト

実際にわが家が週1回のまとめ買いで買っているものを、直近のレシートから書き出しました。中学3年生の息子がよく食べるので、肉の量は同じ4人家族でも多めだと思います。小学生2人のご家庭なら、肉と米を2割ほど減らして考えてみてください。

食材買う量だいたいの金額
鶏むね肉2kg(大袋)1,180円
豚こま切れ肉800g1,180円
合いびき肉600g900円
鮭の切り身4切れ700円
10個入り×2600円
牛乳1L×3690円
豆腐・厚揚げ合わせて4丁400円
玉ねぎ3kg袋700円
にんじん1袋(5本)300円
じゃがいも1袋350円
キャベツ1玉250円
きのこ類4パック400円
もやし4袋120円
冷凍野菜(ブロッコリー・ミックスベジタブル)2袋500円
納豆・ヨーグルトなど600円
合計約8,900円

これに米と調味料の補充が月に1〜2回入り、平日の買い足しが1回1,000〜2,000円。1週間あたりおおよそ1万円 が、わが家の食費のベースです。金額は地域や店、その週の相場でかなり変わりますし、野菜は天候で倍近く動く週もあります。表の数字はあくまで「わが家の直近のレシート」として見てください。

このリストで意識しているのは、肉を3種類に絞ることです。鶏むね・豚こま・ひき肉があれば、和洋中どの主菜にも展開できます。種類を増やすほど使い切れずに残るので、増やすなら鮭のような魚を1品足すくらいにとどめています。

野菜は玉ねぎ・にんじん・じゃがいもの3つを常に切らさないようにしています。日持ちがして、どの料理にも入れられて、かさ増しにもなる。この3つがあるだけで、週の後半の献立がずいぶん楽になります。

買う店を分けるかどうか

「肉は業務スーパー、野菜は八百屋、日用品はドラッグストア」というふうに店を分ける方法があります。単価だけを見れば、分けたほうが安く買えます。ただ、わが家がやってみて続かなかったのが正直なところです。

店を分けると、同じ食材で1割から2割安く買える品目がある

移動時間とガソリン代がかかり、週末の午前がまるごと買い物でつぶれる

3店舗を回っていた時期に浮いたのは、週にだいたい800円前後でした。月に換算すると3,000円強。金額としては小さくありませんが、往復の時間が1時間半増え、子どもの習い事の送迎と重なって週末が慌ただしくなりました。今は近所のスーパー1店を軸にして、月に1〜2回だけ業務スーパーでまとめ買いをする形に落ち着いています。

この線引きは家庭によって答えが変わります。車があって買い物が苦にならないなら分けたほうが得ですし、平日に時間が取れるなら曜日で分ける手もあります。業務スーパーで何を買うと得なのかは、業務スーパー活用術の記事にわが家の定番品をまとめてあるので、そちらを見てみてください。

週の後半に足りなくなる問題

まとめ買いで必ずぶつかるのが、木曜あたりで葉物がなくなり、金曜の献立が崩れることです。日曜に買った小松菜やレタスは、どうがんばっても水曜までしか持ちません。

わが家の解決策は、週の後半3日分を最初から「日持ちする食材」で組んでおくことです。木・金・土の主菜には、冷凍しておいた肉と、玉ねぎ・にんじん・じゃがいも・冷凍野菜・もやし・卵を使う前提で献立を作ります。具体的には、カレーや親子丼、麻婆豆腐、チャーハンのように、傷みやすい野菜を使わなくても成立する料理を後半に寄せます。

逆に、月曜と火曜には日持ちしないものを集中させます。刺身や豆苗、レタスのサラダ、鮮度が味に直結する料理は前半に。この並べ替えだけで、金曜に慌ててスーパーに走る回数がはっきり減りました。

それでも足りなくなる週はあります。そのときのために、平日の買い足しを1回だけ許すルールにしています。ゼロにしようとすると無理が出て、結局まとめ買い自体をやめてしまうので、「買い足しは週1回まで」 という上限を決めるほうが続きます。

買い足しの日を決めておく

「必要になったら行く」ではなく「水曜の帰りに寄る」と曜日を固定します。買うものも牛乳・葉物・豆腐など数品に絞ると、5分で出られます。

週末に使い切るために集めた残り野菜

使い切れずに捨ててしまうとき

まとめ買いに切り替えた最初の月、わが家はにんじんを2本と、しなびた小松菜を1袋捨てました。買った量が多いのではなく、使う順番を決めていなかったのが原因です。

今は、買ってきた日に下ごしらえまで済ませるようにしています。肉は使う分ずつ小分けにして冷凍、きのこはほぐして冷凍用の袋へ、キャベツは半分だけざく切りにして保存容器に入れる。合計で20分ほどですが、これをやるかどうかで平日の調理時間と廃棄率がまるで違います。特にきのこは、冷凍したほうが旨味が出やすくなるので一石二鳥です。

野菜室の手前に「今週中に使う」ゾーンを作り、傷みやすいものだけそこに置く

それでも余ってしまったときは、週末に残り野菜を全部入れた汁物か焼きそばにします。中途半端に残った野菜を1品にまとめてしまえば、罪悪感も冷蔵庫のすき間も同時に片付きます。もやしのように安くても傷みやすい食材の扱い方は、もやしを使い切る工夫の記事で詳しく書きました。

捨てないことを目標にしすぎると、食べたくないものを無理に食べる献立になってしまいます。週に1〜2品くらいは余ってもいい、くらいの気持ちで始めてみてください。

4人家族の1週間のまとめ買いは、いくらくらいが目安ですか?

わが家は生鮮と日配で1回あたり9,000円前後です。ここに米・調味料・買い足しが加わり、1週間で1万円ほどになります。子どもの年齢や地域の物価で大きく変わるので、まずは今の1週間分のレシートを合計して、自分の家の基準額を知るところから始めるのがおすすめです。

献立を決めずにまとめ買いしてもいいですか?

主菜を3つでも決めてから行くほうが結果的に安くなります。献立なしで買うと、その場で安い食材を選ぶことになり、家に帰ってから組み合わせに困って買い足しが増えます。全部決める必要はなく、平日5日のうち3日分だけ決めて、残りは余った食材で組む形でも十分回ります。

週1回だと野菜の鮮度が持ちません。

日持ちする野菜と傷みやすい野菜を、週の前半と後半に振り分けてください。葉物は月・火に、玉ねぎ・にんじん・じゃがいも・冷凍野菜は木・金に寄せます。それでも足りないぶんは、曜日を決めた買い足し1回でカバーする形が続けやすいです。

まとめ|前回・次回

まとめ買いのコツを整理すると、行く前に在庫を写真で撮る、売り場順のリストを作る、肉は3種類に絞る、日持ちする食材を週の後半に寄せる、買い足しは週1回まで。この5つです。全部を一度にやろうとせず、在庫の写真だけでも今週の買い物から試してみてください。それだけで重複買いは減ります。

さき

紙のリストに線を引いて消していく作業、地味ですが妙に気持ちがいいです。

前回は献立そのものの組み立て方を書きました。主菜5つから一週間を組む手順は一週間の献立の作り方|主菜5つから組む節約献立(第1回)にまとめてあります。買い物リストを作る前に、まずはこちらから読むとつながりが分かりやすいはずです。

次回は、買ってきた食材を平日に回すための下ごしらえと作り置き(第3回)を予定しています。日曜の20分で平日がどれだけ楽になるか、わが家の実際の手順を書きます。

なお、記事内の金額はわが家のレシートに基づく実額で、店や時期によって変わります。特売やポイント還元の条件は各店の公式情報でご確認ください。

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